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奈良県橿原市公民館リノベーション工事始まりました。
2018.12.9|ブログ

師走に入り気持ちもあわただしくなるこの時期。 12月に気温が26度になるという日もあれば9度まで落ち込むという

異常な気候のもと、橿原市内で公民館リノベーション工事がスタートしました。

今回のお仕事は設計事務所様から依頼をいただき、弊社で木工事の施工をさせて頂くことになりました。

 

弊社は、動物いわゆる「ワンニャンリフォーム」以外のごく普通な一般のリフォーム・工事も数多く経験しており

「住まいのトータルサポーター」としてお仕事をさせてもらっております。どうぞ宜しくお願いいたします。

 

さて、リフォームとリノベーションの違いを少しお話しいたします。    簡単に・・・

 

リフォームとは・・・建物の間取りなどそのままで、老朽化した部分や設備機材などを新しいものに取り換え

新築同様にもどす工事を言う。

リノベーションとは・・・建物の間取りなどを変更し住宅の性能を上げ、プラスαな価値を向上させる目的で

大規模な工事行うことを言う。

 

よって、私どもが入場した時は建物内部の、床・天井・壁がすべて取り壊され、新しいコンクリートの基礎が出来あがった

状態からの、新しい土台を造っていく工事となります。

 

これは木材に字やしるしを書く道具で「墨ツボと、墨さし」と呼びます。近年あまり出番が少なく

なってきましたが、今回これを使用し、墨付けを行います。

 

   看板板と言う図面を作成し、後は、頭の中でイメージをしていきます。

↑上記写真がわたくし森尾でございます。一級建築大工技能士。

墨付けできた木材のきざみ作業を嶋岡が担当。役割分担することで作業の効率をアップしています。

↓下記写真は嶋岡君(嶋ちゃん)二級建築大工技能士であります。

    

電動角のみ機で穴を掘り、電動のこで木材を切断。危険な作業ですが慎重に安全に行う事で無事故、無怪我が続いており

お客様からも信用を頂き喜んで頂いております。

 

左写真は2本の木を、一本につなぎあわせる仕口で「アリツギ」と呼び伝統技能として

今も受け継がれており次世代へ残していきたい工法の一つであります。

 

    

↑土台はアンカーボルトで締固め、大引き土台は、鋼製束を用いて水平に固定していきます。(縁の下の力持ちですね。)

*少し余談ですが、現在はこの鋼製束が主流ですが、一昔前は石やブロックの上に、木の束で突っ張っていますので、

木の痩せなどで短くなり、人が歩く重みで「コツン、コツン」音鳴りしていることがあります。

 

{皆様のご家庭でも床鳴りや違和感を感じられましたら、お気軽にご相談くださいませ}。

 

こうして一週間で約七割の床の土台作業ができました。まだまだ工事は続きます。

 

 

 

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