一般住宅の耐震工事を行いました。 奈良県橿原市 オーナー様30代ご夫婦
暖かい1月を過ごしておりましたが・・・ついに寒波が襲来!今シーズン初冠雪の朝を迎えました。 寒~
先日より、奈良県橿原市で一般住宅(木造建築、築年数30~40年ぐらい)の耐震工事をさせていただきました。
橿原市では、市より無料診断を実施。 診断の結果、大きい地震が来た時、倒壊の恐れがある建物の強度
(壁基準耐力を上げる)ための耐震工事が、補助金を活用して実施できます。弊社はその施工をお手伝い致しました。
工事前のようす ビフォー
プリントベニヤを張った大壁の応接室と土壁で仕上げた真壁和室の壁4か所の解体作業から開始です。
リフォーム工事では、壁をめくってみないと状況が分からないことがほとんどです。必要に応じて柱や間柱を設置。
今回は、住宅建材メーカー(株)大建工業様から販売している「かべ大将」という商品を使って耐震工事を行います。
この商品を扱うにはあらかじめ、設計施工技術研修を受講していることが条件となり、わが社もクリヤーしておりました。
用途に応じた下地材を専用金物やビスを使って取り付けていきます。現在の柱と土台、柱と梁との接合も専用金物を
使用し連結します。この作業で大変なのが、古い根太や土壁を傷つけない用必要な部分だけ残す、正に手術を行うドクター
のような仕事になります。 それでは、オペの開始です。
専用金物で正確に下地の固定を行います。
ダイライトパネルを張るための下地(桟)の取り付けを行います。
パネルを専用ビスで10㎝間隔で止めます。 折れそうもないかなり太いビスです。
この商品には、直接クロス紙を貼ることができ、工事の短縮にもなります。
綺麗に張れました。これで地震の横揺れに耐える強い壁が出来上がりました。
土壁であった壁には、ジュラク調のクロスを貼り、プリントベニヤだった壁には、前とよく似たベニヤを張って行きます。
以前より少し色が濃くなったようですが、何事もなかった様な元通りの壁となり、お客様も満足して喜んで頂けたようです。
近い将来に起こりうる大地震への準備。「備えあれば憂いなし」 この言葉の重み。 家をそして家族を守るための手段
として耐震工事には益々注力し協力していきたいです。 ありがとうございました。