リノベーション工事・・・いろいろありながらも前へ進んで
2018.12.21|ブログ
今年も残すところ10日余りで、明後日は冬至。 これから段々、一日の日が長くなってくる事がうれしく思います。
今年は暖冬と言われていますが、冬はこれからが本番ですね・・・。
現在行っている公民館リノベーション工事も少しずつですが前え進んでいます。
ようやく水道屋さんの床下配管作業も終わり、床板の下地張りができました。これで足を踏み外す危険もなくいよいよ
各部屋を間仕切る為の柱を建てて行く作業です。
柱の端には、「ホゾ」と言う加工をし、土台の穴に合わせて柱を建てて行く。
柱、間柱は「金物」を使い、ビスで固定して頑丈に仕上げました。
金物を存分に使用し結合することは、監理者である元請様が、公民館を利用する
方々の事を考え、「安全」「安心」を最優先に考えてのことであります。一般の新築工事でもしなくても良い事を、やっておく
というこだわりに驚きました。
一つの間仕切りの壁、二枚の引違戸の開口下地が出来上がり喜んでいた翌日、事件が発生。
(地元の役員様達が視察に来られ、昨日作ってくれたドア。引違戸やと普段人が通る幅が、90㎝しかなく狭いから、二枚の戸
を、両サイドへ引き込んで、180㎝の広い通路にしてほしい) とご要望がありました。 と
建築現場では、たまにある出来事。
作り手側は、しっかりと説明もさせて頂いて、イメージも出来ているつもりが、使い手様は、なかなか図面や、説明だけでは
はっきりと理解できてないものです。実際に現場で出来上がってきたものを見て、感じ、実感してくるものだと私は思います。
私達作り手にとって辛い事は、苦労して作った物を直ぐに壊さないといけないことです。
今の状態から、お客様の願う形に近づけないか大人3人で頭をひねり考えましたが、納得できず、やむなく一部を取り壊して
再度作り直すことにしました。
少し遠回りしたようで、時間もロスしましたが、完成しお客様に快適に使って頂く為には大切なこだわりの一つだと自負
しています。
(この写真では、分かりづらいが、再度作り変えた引き込み戸の下地。きれいに仕上がりました)
石膏ボードを張り、クロス紙を貼ればきれいにはなりますが、私達の考えは、「仕上がりは、下地の作り方で決まる」
正確、丁寧な下地をつくれば良い仕上がりが期待できるとの思いです。
良い物を作る為には、いろんな衝突もおこり、時間も使いますが、最後にみんなが笑顔になれますよう、明日からも
嶋ちゃんと頑張りますよ!